プレミアリーグ トッテナム

ベン・メイブリーの16/17プレミア総括! コンテ・チェルシーが与えた“革命的な影響”

本命になりえるトッテナム

本命になりえるトッテナム 写真提供:Getty Images

 さて、ここからリーグはどこへ向かうのか。チェルシーの対戦相手たちは最終的には追いついてきた兆候がみられた。今年1月から4月までの3カ月で、リーグ11試合(W7,D2,L2)続いたチェルシーの無失点記録は消えた。ユナイテッドのモウリーニョ監督は、4-0という大敗にとがめられ、センターバック2人-アウトマーカー2人-ウィングバック2人という巧妙なシステムを考案。ホームであるオールド・トラッフォードでの敗北を取り戻すための積極的な6-2-2と思われる。昨年はレスターに、2013/2014シーズンは準優勝のリバプールに共有された欧州サッカーのアドバンテージ。もちろん来シーズン、コンテ監督が単純に楽しむことはできないだろう。

 レスターの盛衰然り、チェルシーの盛衰然り、1シーズンで永続的な結論を導くことはできない。しかし今季の偶発的な関心事としては、6位のユナイテッドと、たった2位下の8位であるサウサンプトンの差が23ポイントも開いたことだ。このような”ミニリーグ”間におけるギャップの拡大は、本質的にポジティブな気分にはならない。しかしながら、トップの競争力が高まっていることがわかり、アーセナルが2015/2016シーズンから4ポイント上げるも2位から5位に下がったことの説明がつく。来年のタイトルを競うビッグ・シックスができるという意味なら、素晴らしいニュースになることも考えられる。

 2017/2018シーズンがホワイト・ハート・レーンですぐに開始できるなら、トッテナムは本命となるだろう。しかしウェンブリー・スタジアムへの移転が気になるところだ。リバプールは波に乗れば最高だが、最初の11人へのバックアップが必要となるだろう。新年から2月初めまでの平日レギュラーシーズンとなる唯一の1カ月は、10試合で1勝のみ5敗を喫した。クロップ監督の怒りが予定外に露呈したが、内向きには今後のためのチームの問題規模を認識したに違いない。

 すべてを踏まえて、この夏の議論の焦点はマンチェスターになるだろう。モウリーニョ監督とグアルディオラ監督の両氏は、今季対極の光の中、お互いライバルを軽視することに賢明であった。しかし新選手への投資に向け、今や最も重要な可能性を楽しむ年となった。ペップことグアルディオラ監督にとっては、プレミアリーグの挑戦として2度目の”ファーストシーズン”のチャンスとなる。また、すべての選手が彼からのようなバルセロナやバイエルンミュンヘン規準のコーチングを受けられるわけではない。モウリーニョ監督にとっては、本命のセカンドシーズンだ。リーグ最高15勝となる勝利とタイトル争いへの改善のチャンスとなる。

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