[10.15 ユース五輪準決勝 U-18日本女子 3-2 U-18スペイン女子 Main Futsal Hall]
第3回ユースオリンピックは15日、準決勝の2試合を行い、U-18日本女子代表とU-18スペイン女子代表が対戦した。前半に先制された日本だが、後半に3得点を挙げて逆転。終盤に1点を返されたものの3-2で逃げ切った日本は、初めてフットサルが競技化されたユースオリンピックで銀メダル以上を確定させた。
日本の先発は過去4試合と同じく、GK須藤優理亜、FP横山凛花、FP前田海羽、FP山川里佳子、FP池内天紀の5人。序盤からボールを保持される日本だったが、集中した守備を見せて決定的な場面をつくらせない。ゴール前で危ない場面をつくられかけても、GK須藤が好守を見せてシュートを打たせなかった。
日本もFP追野沙羅や前田がシュートを放ってゴールを狙ったが、得点を決められない。16分には日本に最大のチャンスが訪れる。池内のシュートをGKが弾いたところに横山が詰めたが、このシュートもGKにキャッチされてしまった。
日本は18分にも山川がシュートを放ち、攻める場面も増えてきた。しかし18分、スペインのFPノエイラにミドルシュートを決められてしまい、0-1とリードされて前半を終えた。
後半の立ち上がり、日本はスペインの守備を崩して前田が同点ゴールを決める。さらに5分にはFP荒井一花がゴールネットを揺らし、逆転に成功した。その後も日本はスペインの攻撃に対応しつつ、チャンスをうかがう。そして後半13分、追野がミドルシュートを突き刺し、3-1とリードを2点に広げた。
残り時間が7分以上あるなかで、スペインはパワープレーを開始する。日本はフットサル慣れしている福井丸岡ラックのFP4人で、相手の攻撃に耐える。16分にはGK須藤がパワープレー返しを狙ったが、左に外れていった。16分には守備を崩されシュートを打たれたが、シュートは右ポストを叩いて助けられる。
徐々にパス回しが早くなってきたスペインに対し、日本もゴール前で追野や横山が体を張って守る。残り11秒、左サイドから放たれたシュートがGK須藤の股下を通り、ゴールに決まり、1点差に詰め寄られる。ここで木暮監督はタイムアウトを取り、選手たちに指示を送る。試合再開後、日本は最後尾までボールを下げ、しっかり時間を使う。スペインに残された時間は無くなり、このまま日本が勝利。日本は銀メダル以上を確定させ、決勝では今大会唯一の黒星を喫しているポルトガルと再戦することになった。。
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