[3.9 第24回全日本選手権準決勝 名古屋 3-2 大阪 駒沢屋内]
第24回全日本フットサル選手権は9日、大会4日目を迎え、駒沢屋内球技場では準決勝の2試合が行われた。第1試合は名古屋オーシャンズ対シュライカー大阪の試合となり、3-2で名古屋が勝利している。
Fリーグ2018/2019プレーオフ・ファイナルと同一カードとなった一戦は、互いに慎重な入りを見せる。前半5分には名古屋がカウンターを仕掛け、最後はFPヴァルチーニョがシュートしたが、日本代表GK檜山昇吾が体に当てたボールがゴールに飛んだところをFP芝野創太がクリアーして得点を許さない。
大阪を押し込む名古屋は11分にも、FPルイジーニョが左足で強烈なシュートを放つがGK檜山が触ったボールはクロスバーを直撃した。試合が動いたのは12分、大阪の底辺でのパス回しをカットしたヴァルチーニョがシュートを決め、名古屋が1点を先制した。
前半15分には大阪も、FKの流れからFP稲田瑞穂が強烈なシュートを枠に飛ばしたが、GK篠田龍馬が枠外にはじいた。名古屋も17分にはパス回しから、最後はルイジーニョにボールを預けると、ルイジーニョが個人技でシュートに持ち込んだが、ボールはわずかに左へ逸れていった。
その後も互いに攻め合ったが、前半はこれ以上の得点は決まらずに名古屋が1点をリードしてハーフタイムを迎えた。
後半2分、大阪はFKを得ると、日本代表FP加藤未渚実がゴールを狙うがサイドネットに外れる。
追加点の欲しい名古屋は3分、日本代表FP西谷良介が右サイドからシュートを放ち、CKを得る。このCKからルイジーニョがボレーシュート。ゴール前で西谷が再びボールを受けて1タッチシュートを決めて、リードを2点に広げた。さらに名古屋は4分にもルイジーニョのシュートがGKに当たってこぼれたところを西谷が押し込み、3-0と差をつけた。
後半5分、大阪は元日本代表FP小曽戸允哉がヴァルチーニョと接触して負傷する。これで得たFKから加藤がゴールを決めて、2点差に詰め寄った。さらに後半7分には小曽戸のCKから芝野がゴールを決めて、2-3と1点差とする。
後半13分にも大阪は、相手のCKからロングカウンターを仕掛け、FP堀米将太が決定機を迎えたが、シュートコースを消したGK篠田の右手にあたり、得点はできなかった。
名古屋もルイジーニョとヴァルチーニョの連携などからゴールを狙うが、こちらも4点目を決められない。
残り3分となり、大阪は加藤をフライングGKにしてパワープレーを開始。名古屋陣内で数的優位をつくって攻めたが、なかなかシュートを打つことができない。
このまま試合は終了し、リーグ、リーグカップを制している名古屋が、2年連続の3冠に王手をかけた。
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