セリエA サッスオーロ

トリノ監督ミハイロビッチ氏、指示と異なる選手の交代で激怒。コーチを突き飛ばす事態に

トリノ監督のシニシャ・ミハイロビッチ氏がセリエA第2節サッスオーロ戦で自身の指示と違う選手を交代させたことでコーチに怒りを爆発させた。27日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 ミハイロビッチ氏が怒りをあらわにしたのは1-0とトリノがリードして迎えた後半80分。ガーナ代表MFアフリイェ・アックアの投入を支持したミハイロビッチ氏。しかし、コーチが審判団に交代を伝える際に伝達ミスが起こり交代させるはずだったナイジェリア代表MFジョエル・オビではなく、ベネズエラ代表MFトマス・リンコンがベンチに帰ってきてしまった。するとミハイロビッチ氏はコーチのアッティリオ・ロンバルド氏とルカ・カステラッツィ氏を突き飛ばした。リンコンをピッチに戻そうとするも1度行われた交代が覆ることはなく試合はそのまま続行された。

 試合後ミハイロビッチ氏は今回の事についてコメントを残した。

「試合というのは細かいことで決まってしまうものだ。交代のミスを認めることはできない。私も正確に伝えることができなかったかもしれない。しかし、私にとっては当然の交代だった」

「私はロッカールームで二人のコーチに謝罪したよ。だからと言ってミスが許されるわけではない。オビがゴールを決めたことは関係ない。押してしまったことは申し訳ないと思っている」

皮肉にもミスでピッチに残ることになったオビのゴールもあり、トリノは3-0でサッスオーロを下している。