バルセロナは今季ベンフィカから元日本代表DF長谷部誠が在籍しているアイントラハト・フランクフルトへレンタルで加入しているセルビア代表FWルカ・ヨビッチの今夏加入で個人合意に達したかもしれない。現地時間11日、ドイツ・フランクフルトの地元メディア『Frankfurter Allgemeine,』が伝えている。
ヨビッチはセルビアの強豪・レッドスター・ベオグラードでプロキャリアをスタートさせると2016年にベンフィカに加入。ただそのベンフィカではトップチームでの出場機会に恵まれず、2017年夏にフランクフルトへ買い取りオプション付きの2年レンタルで加入していた。
しかし今季はリーグ戦19試合に出場し14ゴールをマークするなど一気にブレイクを果たし、フランクフルトも来季ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得圏内の5位と大躍進。欧州ビッグクラブから注目を浴びる存在となっている。
そのヨビッチの去就を巡っては、以前から関心を強めていたバルセロナが事前に合意を取り付けた模様。バルセロナの前線では昨夏にFWパコ・アルカセルをボルシア・ドルトムントへ放出したほか、今冬には同クラブの下部組織出身であるFWムニル・エル・ハダディがセビージャへ完全移籍している。
その一方、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシやウルグアイ代表FWルイス・スアレスのバックアッパーとしてサッスオーロからMFケビン=プリンス・ボアテングを今季終了後までのレンタルで獲得しているものの、クラブ首脳陣は来季は同選手に替わってヨビッチを加えたいと考えているようだ。
ただヨビッチの獲得には少なくとも5000万ユーロ(約65億円)の移籍金を要するものとみられ、今後バルセロナはこの移籍金を巡ってクラブ間交渉に入るものとみられる。
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