今季J2リーグで2位となり6年ぶりのJ1リーグ復帰を果たした大分トリニータは26日午前、鹿島アントラーズからMF三竿雄斗を完全移籍で獲得したことを公式発表している。
弟に日本代表のMF三竿健斗を持つ三竿雄斗は東京ヴェルディユース出身であり、早稲田大学から湘南ベルマーレに加入。そのベルマーレで頭角を現すと2017年シーズンより弟が在籍している鹿島アントラーズに加入していた。ただここ2シーズンは負傷の影響もあり出場機会に恵まれず、新天地での挑戦を決断している。
大分トリニータ加入が決まった三竿雄斗は「はじめまして、鹿島アントラーズより加入することになりました三竿雄斗です。このような素晴らしいクラブに加入することが出来て大変光栄ですし、感謝しています」
「これまでの人生、何度も苦しい時期があり、その度に必ず這い上がってきました。鹿島ではピッチで自分の力を示すことができませんでしたが、ここからもう一度這い上がれると確信しています。大分トリニータの勝利のため、全身全霊で戦いたいと思います。よろしくお願いします!」とコメントを残している。
また2シーズン在籍した鹿島アントラーズに対しては「鹿島アントラーズに関わる全ての皆様、2年間ありがとうございました。そして、チームの力になることが出来ずに申し訳ありませんでした。鹿島での2年間の大半の時間は怪我、特にグロインペイン症候群との戦いでした。完治したと思ったら再発を何度も繰り返し、先が見えない中で何度も心が折れそうになりましたが、鹿島のユニフォームを着てピッチに立ち、勝利に貢献することを目標に必死にもがいてきました」
「残念ながら、ピッチでチームに貢献することは出来ませんでしたが、素晴らしい選手、スタッフ、サポーターの方々と2年間共に過ごせて幸せでした。特に、メディカルスタッフには自分のわがままをたくさん聞いてもらい、必死に治療に当たってもらって感謝してもしきれません」
「しかし、きっとこの苦しい期間が自分の人生にとっては必要な時間であり、今後飛躍するための糧になると信じています。自分にはまだまだたくさんの目標がありますし、まだまだ成長出来ると思っています。これからも鹿島アントラーズがたくさんのタイトルを取り続けることを心から祈っています。本当にありがとうございました」と感謝のコメントを残している。
なお大分トリニータは昨季レンタル先のレノファ山口で22得点をマークしたFWオナイウ阿道を浦和レッズから1年レンタルで獲得するなど、すでに複数選手の獲得を決めている。
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