セリエA ボローニャ

セリエA解任第4号はピッポか。最下位キエーボとの一戦で勝利が絶対条件に

 ボローニャを率いるフィリッポ・インザーギ監督が再び解任の危機にさらされているようだ。現地時間6日、イタリア・ボローニャの地元メディア『コリエレ・ディ・ボローニャ』がこれを伝えている。

 インザーギはこの夏にボローニャ指揮官に就任したものの、戦術面での大幅な変更を施したこともあり、ここまで勝ち点を思うように積み重ねることができていない。

 同監督にはリーグ戦4試合を終えて勝利がなかった9月中旬にも解任の可能性が取りざたされていたが、クラウディオ・フェヌッチCEO(最高経営責任者)がこれを否定していた。

 以降、ボローニャはローマから3ポイントを奪うなど一時期はチーム状態が持ち直したかに思われたが、10月以降は2分2敗と勝利から見放されており、今節のアタランタ戦は1-2と黒星を喫していた。

 降格圏まで勝ち点3差の17位と依然として低空飛行の続いている中、インザーギ監督はアタランタ戦後の記者会見にて、自分自身やチームに対する非難に対して不快感を示している。

 ただ同監督は現地時間11日に行われる現在最下位に沈むキエーボとの一戦で勝利することができなければ、解任に現実味が帯びるという見方が広まっているようだ。かつてミランの絶対的ストライカーとしてイタリアサッカー界で人気を博したフィリッポ・インザーギは、果たしてこの危機をどのように乗り越えるのだろうか。