リバプールのユルゲン・クロップ監督はプレシーズンマッチで致命的なミスから失点したGKロリス・カリウスを擁護する姿勢を鮮明にしているようだ。12日、イギリスメディア『BBC』がこれを伝えている。
カリウスは現地時間10日に行われたトランメア・ローバーズ(イングランド4部)とのプレシーズンマッチで相手選手のフリーキックを直接キャッチしようと試みたが、これをこぼしてしまいセカンドボールを詰められて失点を喫している。
また同選手は昨季のチャンピオンズリーグ(CL)決勝のレアル・マドリード戦でもミドルシュートのキャッチングミスなど、自らのミスから2ゴールを許しており、このCL決勝におけるパフォーマンスを彷彿させるようなプレーであったことからファンの間ではカリウスに対する批判の声が挙がっている。ただこの時は後半にスペイン代表DFセルヒオ・ラモスと競った際に脳震とうを起こしていたことが明らかになっている。
このプレシーズンマッチを終えてクラブを率いるユルゲン・クロップ監督は「ミスはつきものだ。私はミスをすることを好んでいないし、彼ももちろん好んでいない。確かにあのシュートは防ぐことができただろうが、簡単ではない」と語っており、カリウスを擁護。続けて「これらのミスから学ぶことにより前進し、同様の場面でベストのプレーをしよう」と同選手の気持ちを前向きに持っていこうとする意図を含んだコメントを残している。
周囲では今季に入ってもCL決勝でのミスを批判する声があるものの、カリウスとしてはキエフでの“悪夢”を払拭してシーズン開幕に臨みたいところだ。
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