大会:ロシアワールドカップ
カード:デンマーク対フランス
スコア:0-0
担当医:菊池大将(@yukkenokonoko)
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チーム監督
・主審
デンマークMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):シモン・ケアー
高い集中力と出足の良さで、フランスの縦パスに対してタイトにチェック。途中ラインをずるずると下げてしまう場面もあったが、クロスなどにはマークを外さずしっかりと対応。ムバッペへの対応も良かった。
デンマークTHW(ザ・ハード・ワーカー):アンドレアス・コルネリウス
脅威の23回の空中戦を記録。デンマークの攻撃は彼が居なければ成り立たなかった。ヴァランとの競り合いにもしっかりと勝って、多くのロングボールをシュートにつなげた。
デンマークMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):クリスティアン・エリクセン
決して悪いパフォースマンスではなかったが、彼の能力を考えると物足りない。周囲の選手とテンポにずれがあり、通っていればというパスも多かった。決定的な場面では決めきりたかった。
フランスMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):対象者なし
フランスTHW(ザ・ハード・ワーカー):エンゴロ・カンテ
高い位置を取っていたリュカのスペースをしっかりカバー。中盤でも相変わらずのボール奪取力見せ、多くのインターセプトを記録した。
フランスMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):アントワーヌ・グリーズマン
2ライン間にスペースがそこまでなかったことで、普段よりもより様々な場面に顔を出してプレー。裏へ抜けるタイミングなどで違いを作ったり彼が特別な選手であるということは見せたが、彼の本来の能力を考えてMDPに選出。
デンマーク監督:オーゲ・ハレイデ
序盤はシュマイケルのロングボールなどから、高い位置を取っていたリュカの裏のスペースなどをブライトバイデで突いた。縦につけてくるボールに対して2ライン間を狭めてタイトなディフェンスを見せ、グリーズマンなどに前を向かせなかったのは正解だろう。後半に2ライン間が空いた際にグリーズマンや代わって入ったフェキルにチャンスを作られてしまった。コーネリウスの高さを活かした攻撃は効果的で、エリクセンやデラネイなどを絡めてゴールに迫ったが、最後まで得点を奪うことはできなかった。
フランス監督:ディディエ・デシャン
縦パスに対してタイトなチェックをしてきたデンマークに対して、サイドバックを高い位置へ押し上げて、サイドからの組み立てを展開。グリーズマンがスペースを自由に使い、レマルが中央のスペースへ流れてリュカが前のスペースを使うという形は非常にオートマチックだった。前半終盤にはほしかったDFライン裏への動き出しからチャンスを演出。後半は少しずつ開いてきた2ライン間を上手に使ってチャンスを増やした。70分頃からファーストディフェンスが遅れ、プレスがかからなくなりチャンスを作られ場面が。エリクセンが外してくれたから助かったが、失点していてもおかしくないシーンもあり、今後の課題となるだろう。
主審:サンドロ・リッチ
際どい判定も自信をもって正確にジャッジ。取るべきファールを取り、流すべきプレーは流す、試合を壊さずしっかりと裁いた。
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