プレミアリーグ サウサンプトン

Dr.TRIBE【試合診断書】FAカップ準決勝 チェルシー対サウサンプトン

22日に行われたFAカップ準決勝 チェルシー対サウサンプトン。

今回は試合における両チームのマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハードワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)を選出し、両監督と主審についての分析、評価をする。

チェルシーMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):オリビエ・ジルー

ポストプレーで攻撃の起点になりながら、DF4枚をいなして貴重な先制点。大事な試合でしっかりと仕事をこなした。

チェルシーTHW(ザ・ハード・ワーカー):エデン・アザール

サウサンプトンの2ライン間に入り込み、ドリブルを中心にチャンスを演出。先制点もアザールの粘りから生まれている。

チェルシーMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):対象者なし

サウサンプトンMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):対象者なし

サウサンプトンTHW(ザ・ハード・ワーカー):ライアン・バートランド

モーゼスとの攻防は見応え十分。前半は自陣深くまで押し込まれたが、後半は絶好クロスで決定機を演出した。

サウサンプトンMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):シェーン・ロング

GKとの1対1で痛恨のコントロールミス。数少ないチャンスだけに、しっかりと決定機をものにしたかった。

チェルシー監督:アントニオ・コンテ

前半は5-3-2の守備ブロックでしっかりと守り、最終ラインの素敵有利を活かしてボール保持。アザールやカンテ、ウィリアンのドリブルでサウサンプトンの中盤3枚をスライドさせながら上手に立ち回った。後半も頭に先制し、追加点が欲しい場面でエリア内の人数を増やすなど工夫は見えた。オープンな展開になった場面では落ち着きが欲しかった。

サウサンプトン監督:マーク・ヒューズ

5-3-2の布陣を採用し、準決勝に挑んだ。前半は重心が低く保ち、守備のリズムを掴むことに成功。枠内シュートゼロに抑えるなど守備的な戦い方は一定の成果を得たと言える。しかし、後半立ち上がりに予想外の失点を喫すると、前半耐え続けた疲労からか守備の強度が弱くなり、またもミスによる決定的な2失点目で試合を終えた。

主審:マーティン・アトキンソン

ロメウのジルーへのタックルはイエローカードを出すべきだっただろう。カバジェロへのキーパーチャージを取った場面はノーファウルに見えた。ボールはゴールラインを割っていただけに、試合の展開を大きく変えるミスとなった。