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J移籍拒否?柏退団エメルソン・サントスが母国復帰。移籍金1.7億円も怪我

エメルソン・サントス 写真:Getty Images

 ブラジル人DFエメルソン・サントスは、2023シーズン限りで柏レイソルを契約満了により退団。今月にブラジル1部SCインテルナシオナルへの復帰が正式決定したが、他クラブからのオファーを拒否していた可能性がブラジル国内で報じられている。

 サントスは2021年3月にブラジル1部パルメイラスから柏へ完全移籍。しかし来日1年目にJ1リーグで8試合の出場にとどまると、2022シーズンは公式戦ほぼ全試合でメンバー外。ネルシーニョ元監督のもとで構想外となると、昨年7月末にアトレチコ・ゴイアニエンセへ期限付き移籍していた。

 しかしアトレチコ加入決定から数日後のトレーニングで左足アキレス腱断裂という大怪我を負い、2022シーズン残り全試合を欠場。2023シーズンはブラジル2部リーグで14試合に出場も、怪我の影響もあり8月以降はほぼ全試合で出番がなかった。

 サントスは2023シーズン限りでアトレチコを期限付き移籍期間満了により退団すると、昨年末には柏を退団。去就に注目が集まる中、インテルナシオナルが今月16日に同選手の獲得を公式発表。2018シーズン以来およそ6年ぶりに復帰しているが、ブラジルメディア『rapidonoar』は「サントスのもとにはアジアに戻るためのオファーが届いていたが、彼はインテルナシオナルでプレーすることに同意した」と、日本をはじめアジア圏クラブへの移籍を拒否した可能性を伝えている。

 なお柏はサントスの獲得の際、ブラジル1部パルメイラスに移籍金900万レアル(当時約1億7000万円)を支払って同選手の保有権の70%を取得したと、ブラジル国内で報じられている。高額の移籍金に見合うだけのパフォーマンスを発揮できず、再びブラジルへ戻ることになった。