今季限りでの現役引退を表明しているFC町田ゼルビア所属DF太田宏介は、今月12日開催の明治安田生命J2リーグ第42節ベガルタ仙台戦で先発出場。途中交代する際に、同選手に対してブーイングが沸き起こったことが議論の対象となっている。
太田は敵地のユアテックスタジアム仙台で行われた現役ラストマッチで、左サイドバックで先発出場。攻守にわたり活躍すると、2-1と町田1点リードの74分にMF翁長聖との交代でピッチを後に。主審やチームメイトと握手を交わし、メインスタンドのタッチライン際に小走りで向かう際にはアウェイエリアに向かって左手を挙げた。
しかしこの交代シーンで、スタジアムからブーイングが。日本代表でも活躍していた太田へのリスペクトが感じられないだけに、ネット上では「ブーイング残念…」「引退する選手に対して、これは酷い」といった批判が。ブーイングを飛ばした観客、ファン・サポーターの入場禁止処分を求める声も沸き起こっている。
ただ一方で、同選手の時間稼ぎが指摘されているほか、「全ての状況考えれば太田選手の交代にもブーイングするのか..」と、ブーイングの意図を考察するSNSユーザーも。それでも「ブーイングはいかなる理由であれ認められるものでない」といった全面否定のコメントも見られるなど、論争が白熱している。
なお町田は今季最終戦でFWミッチェル・デュークらの得点により、3-1と勝利。2位のジュビロ磐田に勝ち点12差をつけて、J1昇格およびJ2優勝でシーズンを終えるとともに、太田引退の花道を飾った。
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