浦和レッズは今月8日、敵地韓国でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)浦項スティーラーズ戦に臨む。その浦項戦を前に劣悪な練習環境に対して「アウェイの洗礼だ」などと批判が相次ぐ中、浦項の指揮官が浦和側に謝罪している。
事の発端は、浦和公式X(旧ツイッター)アカウントに投稿された1本の動画だ。浦和一行は6日に現地入りしたが、今回使用するグラウンドには大量の落ち葉が。クラブスタッフがほうきを使って掃除している様子が20秒程度の動画によりアップ。
「トレーニング場にはたくさんの落ち葉が広がっていました。まずはスタッフでピッチをきれいに!!チームはこれからトレーニングへ」と、クラブ広報がファン・サポーターに報告すると、「これがアウェイの洗礼か…」「なぜ韓国側が掃除しないのか」「韓国の嫌がらせか」というコメントが寄せられるなど、韓国側の対応に不満が沸き起こっていた。
韓国大手メディア『聯合ニュース』によると、浦項が浦和に提供した練習グラウンドの芝生は、今年夏の猛暑により傷んでいる箇所が多いとのこと。
浦項のキム・ドフン監督は7日の前日会見の冒頭で、「浦和側に申し訳ない気持ちを伝えたい」と切り出すと、「(先月、浦和との対戦で)我々が日本に行ったとき、良いおもてなしを受けた。浦和側から提供されたグラウンド(のコンディション)は素晴らしく、しっかり練習できた。ここ浦項のグラウンドは、芝生のコンディションが良くない。我々の選手たちも、人工芝で練習していた。浦和に良いグラウンドを提供できなくて申し訳ない」と語ったという。
浦和はここまでACLグループステージ3試合を戦って1勝1分1敗。先月24日に埼玉スタジアムで行われた第3節の浦項戦では0-2と完敗を喫しただけに、敵地でやり返したいところだ。
コメントランキング