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「シュミット・ダニエル移籍破談の理由ない」STVV幹部不満!メスに対抗措置も

シュミット・ダニエル 写真:Getty Images

 日本代表GKシュミット・ダニエルはこの夏、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)からリーグアン(フランス1部)FCメスへの移籍が破談。STVVのアンドレ・ピントSD(スポーツディレクター)が、メスに対して厳しいメッセージを送った。

 シュミットはトルコ1部MKEアンカラギュジュやベルギー1部クラブ・ブルッヘへの移籍が破談に終わると、今季ベルギー1部リーグ開幕から4試合つづけて先発出場。しかしベルギー紙『Het Belang van Limburg』は先月26日に「シュミットはSTVV退団が確定した」と伝えると、翌日のサークル・ブルッヘ戦でベンチ外となっていた。

 またシュミットに関心を寄せているクラブに、リーグアンのFCメスやFCロリアンが浮上。フランス紙『レキップ』は先月31日に「FCメスがFCロリアンとの争奪戦を制した」と伝えたが、移籍市場終了の数時間前になって「シュミットは9月1日午前にメディカルチェックを受ける予定だったが、最終的にFCメスと契約を結ばない。今回のUターンの理由はまだ分かっていない」と、移籍破談を報じていた。

 破談の理由が依然として報じられない中、ピントSDは今回の件に不満をあらわにしている模様。『Het Belang van Limburg』の報道によると、同SDは以下のようなコメントを残したという。

 「悔しいが、泣いてもどうにもならない。移籍がキャンセルになった理由はなく、我々もシュミット本人も交渉で間違ったことは何もしていない。この件で何らかの措置を講じる前に、我々はFCメスから情報を入手するなど、徹底的に調査している」

 なおベルギーメディア『Voetbal』は、STVVのゴールキーパー陣について「シュミットが残留した場合、GKが1人多すぎることになる。それにシュミットは来年6月に契約満了を迎える。日本人幹部は引き続き彼の移籍を期待している」とリポート。STVVは依然として、シュミット移籍の可能性を模索しているとみられる。