ASモナコ所属の日本代表MF南野拓実は、MF鎌田大地ら日本人選手を知る新監督のもとでアピールに成功。昨季からの序列アップが期待される中、今月13日のリーグアン(フランス1部)開幕戦でスタメン出場する可能性が高いようだ。
南野は昨年6月にリバプールからモナコへ完全移籍。フィリップ・クレマン前監督のもとではフィジカル面を重視するスタイルにフィットできず、昨季のリーグアンで10試合の先発出場に終わっていた。
しかしブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトでMF長谷部誠や鎌田らを指導していたヒュッターが今年7月にモナコ監督に就任すると、南野の立場が一変。プレシーズンマッチでコンスタントに出場機会を得る中、今月7日に行われたバイエルン・ミュンヘンとの練習試合ではゴールを奪ったほかPKを獲得している。
フランスのサッカー雑誌『Onze Mondial』は11日、リーグアン開幕節のモナコ対クレルモン・フットを展望。モナコの予想布陣を「3-4-2-1」とした上で、シャドウ(前線1トップの背後)に南野とMFアレクサンドル・ゴロビンを配置。ヒュッター新監督はバイエルン戦で同様のフォーメーションを採用しており、結果を残した南野をそのままスタメン起用するものとみられる。
なお南野はバイエルン戦後、シャドウでのプレーについて「正直言って、センターフォワードのすぐ後ろが僕の一番好きなポジションですね。僕が本当に成長できるポジションですし、気分良いですよ」と手ごたえを覗かせている。
日本人選手を熟知する指揮官のもと、本来のパフォーマンスを取り戻しつつある南野。ネット上ではモナコでのレギュラー定着にくわえて、早くもFIFAワールドカップ・カタール大会以来となる森保ジャパン復帰を望む声も沸き起こっている。
コメントランキング