Jリーグ ヴィッセル神戸

橋本拳人が神戸移籍か。西紙「ウエスカが不満」露ロストフと契約解除必至

橋本拳人 写真:Getty Images

 日本代表MF橋本拳人は、国際サッカー連盟(FIFA)の特例によりロシア1部ロストフとの契約を一時停止し、スペイン2部SDウエスカでプレー。現地でウエスカ退団が決定的と報じられているほか、ヴィッセル神戸移籍が有力視されている。

 同選手はロストフとの契約を2024年6月まで残す中、ロシアのウクライナ侵攻をうけての特例措置により昨年3月末から7月にかけて神戸でプレー。7月中旬に1年契約でウエスカへ加入すると、2022/23シーズンはリーグ戦42試合中33試合に出場するなど、中盤に欠かせない存在となっていた。

 スペイン国内では、先月に橋本に対する減俸オファー提示の可能性が報じられていたが、スペイン紙『スポルト・アラゴン』は「彼はウエスカに残留せず、神戸へ移籍する」とリポート。「ウエスカのアンヘル・マルティン・ゴンザレスSD(スポーツディレクター)は、橋本がウエスカを気に入り、ウエスカも契約更新を狙っていると説明していた。しかし彼は最終的に母国へ戻ることになり、ウエスカにとって今夏最初の不満の残る契約となった」と伝えている。

 また同紙は移籍先の最有力候補に神戸を挙げた一方で「FC東京も橋本の獲得にむけて、強力なオファーを提示している」と報道。くわえて母国復帰の条件として「彼はロストフとの契約を解消しなければならない」と綴っている。

 なおロシアメディア『Sports』は今年5月下旬、FIFA特例によるロシア国外クラブでプレーしている選手の今後について特集。これによると、ロシア国内クラブへの復帰を望まない選手は今年7月1日までに復帰しない意思を所属元クラブへ通達する必要があるとのこと。

 また来年6月までロシア国内クラブとの契約を停止する場合は、契約停止期間が終わるまで通常の移籍が不可であり、契約停止期間終了まで待ってロシア国内クラブと合意しなければならないという。橋本の場合は来年6月にロストフとの契約が満了を迎えるため、来季終了後にロストフを退団してから通常の移籍が可能になるとみられる。