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G大阪DF半田陸の移籍交渉で心境複雑か。ハーツ監督「早期合流熱望も…」

半田陸 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・ガンバ大阪所属の日本代表DF半田陸は、スコットランド1部ハーツ移籍が噂されている。元ヴィッセル神戸所属FW小田裕太郎とチームメイトになる可能性がある中、ハーツ率いるスティーブン・ネイスミス監督の願望が現地で報じられている。

 半田は2019年3月にモンテディオ山形とプロ契約を締結すると、2021年から2シーズンにわたり右サイドバックのレギュラーとして活躍。今年G大阪へ完全移籍すると、自身初のJ1挑戦ながらも今季ここまでリーグ戦ほぼ全試合で先発出場している。

 英紙『デイリーレコード』が今月22日に伝えたところによると、ハーツはG大阪に対して買い取りオプション付きレンタル移籍による半田の獲得オファーを提示したとのこと。英紙『エディンバラニュース』が27日に「クラブ間交渉が続いている」と報じると、英メディア『フットボール・スコットランド』は「半田は守備と攻撃の両面で強力なオプションとなり、ネイスミス監督はこの契約が実現することを願っている」と綴っている。

 ただ一方で、『フットボール・スコットランド』は「ネイスミス監督は今月30日から始まるスペインでのトレーニング合宿を前に、新戦力の加入が正式決定することを望んでいる」と報道。来月にUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)予選2回戦を控えているだけに、半田をはじめ新戦力となり得る選手の早期合流を求めているという。

 なおハーツは2022/23シーズンのスコットランド1部リーグを4位で終了。今年1月にヴィッセル神戸から加入した小田が存在感を発揮している。また英紙『デイリーレコード』は今月25日、大宮アルディージャからポーランド1部グールニク・ザブジェへ期限付き移籍していたMF奥抜侃志にもハーツ移籍の可能性があると伝えている。