北海道コンサドーレ札幌所属MF小林祐希は、今月14日にDF西大伍のYouTubeチャンネルで公開された対談動画で、ヴィッセル神戸所属時代を回顧。吉田孝行監督から日本代表MF橋本拳人の後釜として期待されていたことを明かした上で、自身のプレースタイルと起用法の齟齬について語った。
神戸は昨年7月、FIFA特例により加入していた橋本が退団。韓国1部の江原FCから小林を獲得していた。その小林は7月30日のJ1リーグ第23節・柏レイソル戦でデビューしたものの、8月13日の第25節・北海道コンサドーレ札幌からリーグ戦3試合つづけて出番なし。しかし9月14日の第26節・FC東京戦から6試合つづけて先発出場して3ゴールをマーク。攻撃的MFとして起用される中、チームをJ1残留に導いた。
そんな小林は札幌のチームメイトである西との対談で、神戸在籍時の起用法に言及。「最初の1か月はきつかった」と切り出すと、「吉田孝行監督は橋本拳人のことが大好きだった。『拳人みたいなプレーしてくれ』ってずっと言われて。でも俺できないから…。最初は拳人のプレーとか見ていた」
「拳人は潰し役で、潰した後にはたいて前に出てく推進力がある。吉田監督から『そういうプレーを求めている』と言われたけど、俺そんなガチガチ潰しに行く感じもない。最初アンカーで使われていて『ちょっとできないな…』と思っていたら、ベンチ外にされた」とコメント。
自身のプレースタイルと吉田監督からの要求がマッチしていなかった中で、出場機会を取り戻すまでの過程については「吉田監督には『トップ下で試してくれ』って話をして、そこからチームも調子良くなった」と語っている。
これに対して西は「お前をアンカーで使おうとは思わない」と持論を述べると、小林は「俺ヨーロッパでアンカーやっていたので、多分そのイメージでアンカーって言われた」とコメントを残した。
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