かつてFC東京でプレーしていた元日本代表MF中島翔哉には、今季限りでトルコ1部アンタルヤスポルを退団し、ポルトガル1部ポルティモネンセへ復帰する可能性が報じられている。そんな中、アンタルヤスポルのサポーター団体がクラブの補強戦略を批判。中島ら複数選手の獲得について追及している。
中島は2021/22シーズンにポルトガル1部ポルトからのレンタル移籍により、ポルティモネンセでプレー。主力選手として活躍したが、シーズン終了後にレンタル移籍期間満了によりポルティモネンセを退団すると、昨年9月にポルトと契約解除した上でアンタルヤスポルと2年契約を結んだ。
しかしトルコで迎えた2022/23シーズンは、リーグ戦わずか5試合の先発出場。昨年9月17日のホームゲームデビュー戦で途中出場からわずか15秒後に退場処分をうけて2試合出場停止となったほか、コンディション不良により2度戦線離脱。今年4月以降はわずか4試合の出場にとどまった。
一方、アンタルヤスポルも2部降格圏内の16位ギレスンスポルから勝ち点1差の13位でシーズン終了。サポーター団体はSNSを通じて「アンタルヤスポルにとって最悪なシーズンだった。直近5年間にわたり、幹部が間違った選手編成によりクラブに損害を与えてきたことは明らかだ」と批判。「獲得すべきではなかった11選手」の中に中島の名前も含まれている。
なおトルコメディア『スター』は今月6日に「中島がアンタルヤスポル退団の準備を進めている」と報道。「アンタルヤスポルでは怪我と調子の悪さであまり幸運を見つけることができなかった」とし、「ポルトガルメディアの報道では移籍の可能性が低いと指摘されているが、ポルティモネンセはレンタル移籍でのオファーを提示する」と伝えている。
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