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元神戸・小田裕太郎残留へ。スコットランド1部ハーツ監督「彼は来季に…」

小田裕太郎 写真:Getty Images

 かつてヴィッセル神戸に在籍していたFW小田裕太郎が、来季もスコットランド1部ハーツでプレーすることになりそうだ。ハーツのスティーブン・ネイスミス監督が同選手のクオリティを高く評価している。英メディア『フットボール・スコットランド』が指揮官の言葉を伝えた。

 小田は今年1月には神戸からハーツへ完全移籍しているが、3月まではスコットランド1部リーグ戦で途中出場4試合、スタメン出場1試合にとどまっていた。その中、ハーツは先月9日にロビー・ニールソンからネイスミスへの監督交代を公式発表。同選手は新監督のもと、先月22日のリーグ戦で移籍後初めてフル出場したほか、今月7日に行われた優勝プレーオフのセルティック戦でも先発出場している。

 そんな小田はハーツと2026年6月までの3年半契約を結んでいる。まだスタメン定着には至っていないものの、ネイスミス監督は同選手について「小田はここに来てから落ち着くまで少し時間がかかった。ここ数試合のパフォーマンスを見たら分かるが、彼はとても良い特徴を兼ね備えている」

 「まわりの人々は彼の年齢について気にしていないと思うが、彼は21歳とかなり若い。大きな可能性を秘めているし、まだ彼のベストパフォーマンスを見えていないと思う。彼とは長期契約を結んでおり、これから夏にかけて我々にインパクトを与えるだろう。来季はより大きな役割を担うことになると思う」と、小田の今後に期待を寄せたのだ。

 なお英紙『エジンバラ・イブニングニュース』が先月21日報じたところによると、神戸元指揮官のトルステン・フィンク氏が来季からハーツを率いる可能性があるという。小田が現監督のもとで評価を高める中、フィンク氏の去就にも注目が集まる。