Jリーグ 川崎フロンターレ

川崎が謝罪声明「安全への配慮に欠ける行動」地域活動伝えるSNS投稿炎上

川崎フロンターレ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ川崎フロンターレは今月18日、クラブ公式ツイッターアカウントの一部投稿に関して声明を発表。16日に実施した地域活動で問題があったことを認めるとともに、当該ツイートを削除している。

 川崎は16日に「向ヶ丘遊園駅前・登戸駅前・宿河原駅前」周辺のポスター配布やタペストリー交換を実施。宿河原駅前周辺の街灯におけるタペストリー交換では、地域住民と思われる男性が脚立にのぼる様子をアップした上で「宿河原駅前周辺ではクラブスタッフがタペストリーの交換作業を行っていると、後ろから威勢の良い声で『高いところの作業は得意だ!!手伝うよ!!』と高所作業を得意とする方が飛び入りで参加。地域の皆様の温かさを改めて実感しました。ご協力ありがとうございました」と感謝の思いを綴っていた。

 しかし男性はヘルメットや安全帯を着用していない状態で、高さ2メートル以上の脚立にのぼって作業。「労働安全衛生法」で定められた「高所作業(高さ2メートル以上の高さで行う作業)」の規則に抵触する可能性を指摘する声がツイッター上で相次いでいた。

 これを受けてクラブは18日に「4月16日(日)に実施しました商店街のタペストリー交換作業において、安全への配慮に欠ける行動がありました。ご指摘をいただき、その後の作業については見直しを行っております」と投稿。

 当該ツイートの削除を報告するとともに、「当日ご協力いただいた皆様をはじめ、ファン・サポーター・関係者の皆様にご心配・ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます」と謝罪すると、「対応が早い!さすがです」、「とりあえず、事故がなくてよかった」、「ご安全に」といったメッセージが寄せられている。

 なお川崎は今月8日、5日に行われたYBCルヴァンカップの浦和レッズ戦後に「地域密着を軽視」と抗議する横断幕が掲げられたことをうけて声明を発表。一部スポンサーから「J1制覇してから、クラブスタッフの訪問がなくなった」、「殿様商売だ」という批判が沸き起こる中、吉田明宏代表取締役社長がサポーターやスポンサー等に謝罪していた。