Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島サポ団体インファイトに圧力!神戸戦後の暴言で解散求める署名活動開始

鹿島アントラーズのゴール裏 写真:Getty Images

 鹿島アントラーズのサポーター団体『IN.FIGHT(インファイト)』に厳しい目が向けられている。同団体の一部メンバーは今月15日の明治安田生命J1リーグ第8節のヴィッセル神戸戦後、FW鈴木優磨とFW知念慶に暴言を発したことで批判を浴びているほか、オンライン署名サイト『Change .org(チェンジ・ドット・オーグ)』で団体解散を求める署名活動がスタートした。

 ホームの県立カシマサッカースタジアムで行われた神戸戦では、クラブアドバイザーのジーコ氏が見守る中で鹿島が1-5と大敗。今季早くもリーグ戦5敗目を喫すると、岩政大樹監督や選手たちがホームゴール裏に陣取るサポーターと意見交換している。

 この意見交換では、中心選手の鈴木が「勝てないのは俺らのせい。でも、俺らを後押ししてくれよ」、「俺らも100%やってる。結果が出てないのは俺らが全部悪い。でも、まだ巻き返せるチャンスは俺らにはある」と説得したが、インファイトのメンバーは「ねーよ!」、「おめーらに気持ちを感じねーんだよ!」と同選手を罵倒。

 さらに昨季まで川崎フロンターレでプレーしていた知念に対する暴言シーンが、ツイッター上で拡散。「知念は一部サポーターから『川崎フロンターレに帰れ!』と言われた」という噂が駆け巡っているほか、「知念に暴言吐いた奴を許さない!」、「一生懸命に戦っている選手たちにそういうことを言うのは、失礼極まりない」とインファイトに対する批判が集まっている。

 そんな中、『Change .org』では神戸戦後から「鹿島アントラーズのサポーター団体『インファイト』の解散要求について」と題した署名活動がスタート。

 「鹿島アントラーズのサポーター団体、インファイトに対しての解散、除名、スタジアムへの立ち入り禁止を『株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー』代表取締役社長の小泉文明氏およびJリーグの野々村芳和チェアマンに要求いたします」とし、要求理由として「インファイトの行動がアウェーで他のチームの迷惑となっている」、「ホームゲームにおいてもインファイトの過激さが脅威になっている」の2点を挙げている。

 また神戸戦後の振る舞いについて、「4月15日のヴィッセル神戸戦後のサポーターの態度は許せたものではない。大敗は腹が立つであろうが選手に対する暴言は許せたものではなく、知念選手に対する『フロンターレに帰れ!』はサポーター以前に人間としての感覚を疑う」

 「過去にもホームゲームでの敗戦後に横断幕を張ろうとして警備員に暴力を振るうなど横暴が目立つ。観客には子連れで来ている人もいるが大人としての模範にもならない。それだけでなく鹿島のサポーター団体がいるからと観にこない観客もいるだけでなく『茨城県人は品がない』と誤解される」と、インファイトを非難している。