日本代表に選出されたMF鎌田大地の去就は、依然として不透明だ。ブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトからのフリー移籍が確実とみられる中、英メディアが同選手の移籍先について見解を述べている。
鎌田の去就については、先月にボルシア・ドルトムントへの移籍で口頭合意と伝えられていた。しかしドイツ紙『ビルト』は今月はじめに「彼はドイツ国外への移籍を望んでいる」と報道。マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーからの関心が報じられているが、一部メディアは依然としてドルトムントを移籍先の最有力候補に挙げている。
またASローマの専門サイト『ローマ・ライブ』は18日に「チアゴ・ピントSD(スポーツディレクター)が鎌田を観察。ファイナンシャル・フェアプレー規則に抵触するような補強をUEFAが認めないため、ローマにとって移籍金ゼロでの新戦力獲得は完璧だ」とリポート。ここにきてセリエA(イタリア1部)移籍の可能性も浮上している。
するとイギリス・リバプールの地元紙『リバプールエコー』は21日、プレミアリーグ(イングランド1部)エバートンの獲得候補として鎌田をはじめ11選手を列挙。
同選手の現状について「鎌田は以前、今年夏のエバートン移籍が噂されていた。契約満了によりフランクフルトを退団する可能性が高いと言われているが、リバプール、マンチェスター・シティ、ニューカッスル・ユナイテッドを含む多くのクラブが関心を寄せている」とし、プレミアリーグ所属複数クラブによる争奪戦が確実との見方を示した。
エバートンは今季ここまでプレミアリーグで6勝8分14敗と15位に低迷。2部降格圏の18位ウェストハム・ユナイテッドから2ポイント差と、残留争いを強いられている。
なおフランクフルトのオリバー・グラスナー監督は今月15日、ドイツ・フランクフルトの地元紙『フランクフルター・ルントシャウ』のインタビューで「鎌田の状況は明確だ。我々は交渉の場で、このクラブで彼が果たすべき役割を全て見せてきた。(去就について)最終的には選手次第である」と、同選手の引き留めに消極的な姿勢を見せている。
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