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堂安律との日本人対決望み薄…板倉滉レギュラー白紙をボルシアMG監督示唆

板倉滉 写真:Getty Images

 カタールW杯日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)とMF堂安律(SCフライブルク)による日本人対決が実現しないかもしれない。前節で負傷退場した堂安律が出場可能見込みである一方、板倉滉はここ数試合でのパフォーマンスが思わしくないだけにスタメン剥奪の可能性が報じられている。

 堂安律は先月26日のブンデスリーガ(ドイツ1部)バイエル・レバークーゼン戦で先発出場も、体調不良により前半途中で交代。ただ今週なかばには全体トレーニングに合流しているほか、クリスティアン・シュトライヒ監督も2日の会見で同選手が起用可能であることを明かしている。

 一方で板倉滉は今年1月のリーグ戦再開以降、全試合でフル出場。今月4日のシャルケ戦ではクリーンシート達成に貢献していたが、その後の3試合で計9失点。先月24日のマインツ戦では0-4と敗れており、同選手に対して現地メディアから厳しい評価が与えられていた。

 そんな中、ボルシアMGのダニエル・ファルケ監督はセンターバックでのテコ入れを示唆。2日の会見において「マーヴィン・フリードリヒはいつも私の検討材料になっている。(SCフライブルク戦では)彼が先発メンバーに入る」とコメント。

 ドイツメディア『Ligainsider』は指揮官の発言をうけて、「右センターバックのポジションでフリードリヒが板倉滉と競合する存在になる」とし、板倉滉のスタメン出場が確約されていないとの見解を示した。

 今季序盤からセンターバックでレギュラーに定着していた板倉滉。直近数試合での大量失点もあり、ここにきてファルケ監督からの信頼が薄れている。