日本代表MF柴崎岳(レガネス)は、出場機会ゼロでFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)を終了。同選手の現状に対しては、日本のみならずスペイン国内でも注目が集まっている。
柴崎岳は今年1月以降、MF守田英正(スポルティングCP)やMF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)らの台頭によりスタメンでの出場機会が減少。それでも9月27日のキリンチャレンジカップ2022・エクアドル戦でキャプテンマークを巻いて先発出場すると、頼れる中堅選手としてカタールW杯の日本代表に選出。先月17日の強化試合・カナダ戦では鮮やかなパスからMF相馬勇紀(名古屋グランパス)の先制ゴールをアシストしていたが、本大会でピッチに立つことはなかった。
するとスペイン紙『アス』は「柴崎岳がカタールW杯で1分も出場せず、レガネスに復帰する」と見出しをうち、同選手を特集。日本代表が6日の決勝トーナメント1回戦・クロアチア戦で敗れたことを伝えた上で「彼にとっての慰めは、イラン代表GKアミル・アベドザデ(SDポンフェラディーナ)やコスタリカ代表GKパトリック・セケイラ(CDルーゴ)とスペイン2部所属の他2選手もプレーしなかったことだ」と綴っている。
また所属先のレガネスで公式戦5試合を欠場したことにも言及。6日開催のスペイン2部リーグ第19節・ミランデス戦でもメンバー外となったが、複数選手の疲労蓄積を理由に10日の第20節・アンドラ戦で復帰する可能性を指摘している。
柴崎岳は今季もレガネスで主力選手として活躍。日本代表招集後には、レガネスのイマノール・イディアケス監督が「柴崎岳にはベストを尽くしてほしい。レガネスにとって、ワールドカップ参加選手がいることはとても良いニュースなんだ」とコメント。カタールW杯における同選手の活躍を期待していた。
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