Jリーグ ヴィッセル神戸

ポステコグルー監督絶賛も!神戸・小林友希に現地「旗手怜央のように…」

小林友希 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸所属の元U21日本代表DF小林友希(22)は、来年1月のセルティック移籍がほぼ確実とみられている。セルティックは昨年末にMF旗手怜央(24)やFIFAワールドカップ・カタール大会日本代表FW前田大然(24)、MF井手口陽介(26)を獲得しているが、現地では小林友希に旗手怜央のような活躍を期待する声が沸き起こっている。

 小林友希の去就については、英メディア『デイリーレコード』が先月31日に「移籍金でヴィッセル神戸と合意したことにより、小林友希のセルティック移籍に近づいている」と報道。一部では同選手とヴィッセル神戸の契約期間が来年1月までであり、移籍金が発生しないとも伝えられている。

 そんな中、現地ジャーナリストのディーン・ジョーンズ氏は英メディア『Give Me Sport』のインタビューで「セルティックは、このような無名の選手を獲得することを恐れていない」と、小林友希の獲得報道に言及。

 「ポステコグルーは既成概念にとらわれず、異なる考えを持ち、異なるリーグから選手を獲得するのが好きなんだ。彼はこのようなことに関して非常に優れた直感を持っている。(小林友希の獲得は)とても賢明な契約となるだろう」と、Jリーグの移籍市場を重視するアンジェ・ポステコグルー監督の補強戦略を絶賛している。

 また『Give Me Sport』はジョーンズ氏のコメントをうけて「旗手怜央という補強戦略の成功が繰り返される」と見出しをうち、「かつて横浜F・マリノスを率いていたポステコグルーは、Jリーグから古橋亨梧ら4選手を獲得している。中でも旗手怜央はセルティック加入後、すぐに頭角を現した」

 「小林友希の獲得が今後数週間以内に決まれば、旗手怜央の再現が期待される。彼はディフェンス陣にさらなる競争をもたらすと同時に、左利きのオプションとしてチームにユニークな選択肢を提供するはずだ」と総括している。

 小林友希は2016年5月に15歳ながらも2種登録選手になると、2019年1月にトップチーム昇格。FC町田ゼルビアや横浜FCへの期限付き移籍をへて昨年にヴィッセル神戸へ復帰すると、今季はJ1リーグほぼ全試合で先発出場。センターバックの一角でレギュラーに定着していた。