グラスホッパー・クラブ・チューリッヒ所属の日本代表MF川辺駿(26)は、今季のスイス1部初戦で2ゴールをマーク。第2節の最優秀選手に選出されているが、スイス・フットボールリーグの公式サイトが同選手のパフォーマンスを称えた。
川辺駿は昨季に中盤センターの主力選手として活躍すると、今季のリーグ開幕戦である第2節・ルガーノ戦でフル出場。12分に右サイドからのクロスに頭で合わせると、左ポストを直撃した後にゴールネットを揺らしている。そして1-0で迎えた47分にもペナルティエリアでスルーパスを受けると、鮮やかにゴールマウス左に流し込んで追加点を奪取。2-1とグラスホッパーの勝利に大きく貢献していた。
スイス・フットボールリーグの公式サイトはファン投票の結果、同選手が第2節の最優秀選手に輝いたと発表。「川辺駿への評価に運は不要だ」と見出しをうち「彼は間違いなくグラスホッパーの財産だ。ルガーノ戦で35回のボールコンタクトと2ゴールを記録して、必要不可欠な存在であることを証明している」
「グラスホッパーのオーナーであるジェニー・ワン氏は、初めてグラスホッパーの試合をスタジアムで観戦した。そのオーナーの前で、川辺駿はゴール前での効率的なプレーを披露している」と評している。
なお川辺駿はジュビロ磐田やサンフレッチェ広島をへて、昨年7月にグラスホッパーへ完全移籍。海外挑戦1年目から主力選手として活躍すると、今年1月にウルバーハンプトン・ワンダラーズへの完全移籍が正式決定。ウルバーハンプトンとは3年半の契約を結んでいたが、来年6月まではレンタル移籍という形でグラスホッパーに残留している。
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