明治安田生命J1リーグの北海道コンサドーレ札幌に所属するFW中島大嘉(19)は、元清水エスパルスの日本代表FW北川航也(25)の後釜としてオーストリア1部のSKラピード・ウィーンに移籍する可能性があるようだ。5日、オーストリアメディア『Abseits』が報じている。
身長188cmの中島大嘉は、2020年に北海道コンサドーレ札幌の特別指定選手になると、昨年に北海道コンサドーレ札幌へ正式入団。プロ1年目はし烈なポジション争いもあり公式戦9試合の出場に終わったが、今季はここまでJ1リーグ11試合中7試合で途中出場して2ゴールをマーク。YBCルヴァンカップ・グループステージではここまで全5試合でピッチに立って4ゴール1アシストをあげるなど、ブレイクの兆しを見せている。
『Abseits』は「ラピード・ウィーンは和製ハーランド獲得に向かうのか?」という見出しをうち、中島大嘉のラピード・ウィーン移籍の可能性を報道。イタリアメディア『カルチョメルカート』の報道を引用した上で同選手が日本国内で活躍していることを紹介しているほか、北海道コンサドーレ札幌との契約期間が2024年1月までであると伝えている。
また、現在ラピード・ウィーンに所属している北川航也については「2023年6月までの契約にもかかわらず、早くもラピード・ウィーンでの選手生命を絶たれることになった」と報道。オーストリア3年目の今季も出場機会に恵まれない北川航也の今夏退団が既定路線との見方を示している。
北川航也は清水エスパルスで頭角を現すと、2019年7月にSKラピード・ウィーンへ完全移籍。海外挑戦1年目の2019/20シーズンは左足首靭帯損傷という大怪我によりリーグ戦で6試合の先発出場にとどまると、昨季も5試合の先発出場にとどまっていた。そして今季もここまでリーグ戦でのスタメン出場がわずか1試合であるほか、4月以降は負傷離脱を余儀なくされている。
なお、『Abseits』は中島大嘉にスペイン2部のレアル・サラゴサが関心を寄せていることも伝えている。ボルシア・ドルトムント所属のノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド(21)を意識しているだけに、今後同選手に海外クラブからオファーが届くか注目が集まる。
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