明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスで昨季までプレーしていた元日本代表MF天野純（30）は、Kリーグ1（韓国1部）の蔚山現代へレンタル移籍により加入している。その中、元ガンバ大阪の韓国代表DFキム・ヨングォン（31）がチームメイトである天野純への期待感を語った。24日、韓国メディア『STAR NEWS』が伝えている。
天野純は2014年に横浜F・マリノスへ入団すると、2017シーズンに先発での出場機会を確保。2019年7月にはベルギー2部のスポルティング・ロケレンへレンタル移籍していたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりクラブが破産。2020年5月に復帰していたが、昨季はブラジル人FWマルコス・ジュニオール（28）がトップ下のレギュラーに定着していたこともあり、J1リーグでわずか7試合の先発出場に終わり、シーズン終了後に横浜F・マリノスを離れている。
一方、キム・ヨングォンは2019年1月に中国スーパーリーグの広州恒大（広州FC）からガンバ大阪へ完全移籍すると、守備陣の中心選手として活躍。昨年にガンバ大阪から契約延長オファーを提示されたものの、これを断り退団。昨年12月19日に蔚山現代と3年契約を結んでいる。
その蔚山現代は今月20日にKリーグ1開幕節・金泉尚武FCと対戦。天野純が後半途中までプレーしたほか、キム・ヨングォンはフル出場したが、0-0の引き分けという結果に終わっていた。
キム・ヨングォンは韓国メディアのインタビューに応じた際、日本で対戦経験のある天野純について聞かれると「アマノは日本にいるときから知っている選手だ。彼は新しいリーグを経験しているわけだし、彼には韓国人選手の特徴をたくさん伝えているよ。実力は十分。あとは（韓国サッカーに）慣れたら成功するだろうね」とコメントを残している。
また、蔚山現代率いるホン・ミョンボ監督は金泉尚武FC戦における天野純のパフォーマンスについて「アマノがここに来てからしばらく経つが、自分の実力を十分発揮してくれた。バコ（ジョージア代表FWヴァレリ・カザイシュヴィリ）とのコンビネーションプレーも良かった」と高く評価している。
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