シャルケに所属する日本代表DF板倉滉(25)は、センターバックの主力としてクラブの上位躍進に貢献している。その中、ドイツメディア『NDR』は8日、「ブンデスリーガ昇格争いにおける秘密のヒーローたち」と題した特集記事を掲載した。
同選手は東京五輪終了後の昨年8月19日にマンチェスター・シティからシャルケへレンタル移籍。2日後の2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第4節・ヤーン・レーゲンスブルク戦でデビューすると、第5節・フォルトゥナ・デュッセルドルフ戦以降は全17試合でスタメンに抜てきされている。また、先月には日本代表に再び招集されると、中国戦とサウジアラビア戦でいずれもフル出場して勝利に貢献していた。
『NDR』はブンデスリーガ昇格争いのキーマンをランキング形式で発表。板倉滉を5位に選出すると「マンチェスター・シティと契約している以上は、優秀な選手であるはずだ。しかし、夏にシャルケがこの日本人をレンタルで獲得したと発表したとき、ゲルゼンキルヒェンではイタクラの名前がほとんど知られていなかった。それから7ヶ月、この25歳の名前は『ボールマグネット』として知られるようになった」と説明している。
くわえて「彼がボールを持つと、自ら手放さない限りは奪われない。ボールロストは90分あたり1.95回である。対人守備、ポジショナルプレー、そして何よりプレッシャーを受けてもミスをしない堅実さが彼の強みだ。ブンデスリーガでも通用する選手だ」と今季ここまでのパフォーマンスを高く評価している。
なお、シャルケは今季ここまで21試合を終えて勝ち点37を獲得。5位ではあるものの、首位ダルムシュタットからわずか2ポイント差とし烈なブンデスリーガ昇格争いに加わっている。
コメントランキング