アビスパ福岡を今季限りで退団することを明かしたブラジル人MFカウエ(32)は、来季もJリーグでプレーすることを望んでいるようだ。4日、ブラジルメディア『TNT SPORTS』が伝えている。
同選手は、大宮アルディージャやアルビレックス新潟でプレーした後、昨年8月にプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)のベレネンセスSADへ加入していたが、わずか数カ月後に契約解除となり退団。しばらく無所属状態が続いていたが、今年2月15日にアビスパ福岡への加入が正式決定していた。
ただ、クラブがベルギー人MFジョルディ・クルークス(27)やスウェーデン人DFエミル・サロモンソン(32)など、計8名の外国籍選手を抱えていたこともあり、J1リーグでは12試合の出場にとどまったほか、5月以降は4試合にしかピッチに立っていなかった。また、先月27日開催の第37節・ベガルタ仙台戦では久々に先発出場していたものの、今月4日の最終節・FC東京戦はメンバー外となっていた。
本人は5日夜にインスタグラムを更新。「私のアビスパ福岡でのサイクルは終わりますが、また日本でプレーする機会を与えたクラブに感謝します。アビスパ福岡に関わる、全てのスタッフ、フロント、チーム関係者そして、いつでも暖かい応援して頂いたファン、サポーターの皆様本当にありがとうございました!これからもアビスパ福岡の活躍を応援してます」とアビスパ福岡退団を明言している。
その中、カウエは『TNT SPORTS』の取材に対して「僕たちは間違いなく素晴らしいシーズンを過ごした。J1昇格を果たしたばかりのクラブに寄せられる期待を越える結果を残したし、すべてのクラブを相手に対等に渡り合えたね。それにタイトルを獲得した川崎フロンターレも破って、彼らの無敗記録を42で止めた。このクラブの強さ、そしてシーズン通して最高のプレーができた証だよ」とアビスパ福岡でのシーズンを振り返っている。
そして「個人的にもポジティブな1年だったよ。大好きな日本に戻れたし、この国にいたいね。リーグ戦でもカップ戦でもチームを助けることができたわけだし、僕にとってとても大事なことだ。(プロサッカー選手という)この仕事を続けることを願っているし、2022年にはこれまでのキャリアの中で最高の姿になって戻って来たいよ」とコメント。日本でプレーしたいという自身の思いを明かした。
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