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久保建英、来夏レアル復帰も!ブラジル代表FWのスペイン国籍取得にくわえて…

久保建英 写真提供: Gettyimages

 日本代表MF久保建英(20)は今夏にレアル・マドリードからRCDマヨルカへレンタル移籍しているが、今季終了後にレアル・マドリードへ復帰する可能性があるようだ。17日、スペインメディア『G diariogol』が伝えている。

 バルセロナの下部組織出身である久保建英は、明治安田生命J1リーグのFC東京や横浜F・マリノスでのプレーをへて、2019年夏にFC東京からレアル・マドリードへ完全移籍。ジネディーヌ・ジダン前監督から高い評価を受けていたものの、レンタル移籍によりRCDマヨルカ、ビジャレアル、ヘタフェへ放出されていた。

 そして同選手は昨季終了後のヘタフェでのレンタル期間を終えて、レアル・マドリードへ一旦復帰。レアル・ソシエダをはじめ複数クラブがレンタルでの獲得に関心を寄せる中、東京五輪男子サッカー競技の全日程終了後にRCDマヨルカへ再びレンタル移籍により加入。今季はルイス・ガルシア監督のもと攻撃陣の主力としてシーズン序盤からほぼ毎試合スタメンに抜てきされていたが、9月22日開催のラ・リーガ第6節・レアル・マドリード戦でヒザを負傷して戦線離脱。現在はボールを使った個別トレーニングを行っており、来月はじめに復帰する可能性が伝えられている。

 そんな久保建英はレアル・マドリードとの契約を2023年6月まで残しているほか、先月には1年間の契約延長の可能性が報じられていた。また、同選手のレアル・マドリード復帰が容易に実現しない理由のひとつとして、EU圏外の外国籍選手枠の存在をスペインメディアは再三にわたり指摘していた。

 その中、現在レアル・マドリードで活躍しているブラジル代表FWビニシウス・ジュニオール(21)が、スペイン国籍を取得したとのこと。これにより、レアル・マドリードのEU圏外の外国籍選手枠はブラジル代表DFエデル・ミリトン(23)、FWロドリゴ(20)の2選手のみに割り当てられている状況となり、2枠の空きが生まれている。

 また、来夏に契約満了を迎えるウェールズ代表FWガレス・ベイル(32)に関しては、イギリスが今年1月1日にEU(欧州連合)を脱退したものの、現行契約が終了するまではEU圏内枠として扱われる。くわえて、ベイルが今季ここまで負傷離脱を繰り返してることを踏まえると、契約更新が行われないことも十分に考えられる。そのため、『G diariogol』は残り2枠のうち1枠が久保建英に割り当てられると予想しているのだ。

 一方、昨夏にレアル・マドリードからボルシア・ドルトムントへ2年レンタルにより加入しているブラジル人MFヘイニエル(19)については、ドルトムントで出場機会を得られていないことから、カルロ・アンチェロッティの構想に含まれていないと主張。久保建英がレアル・マドリードに復帰した場合の犠牲者になると伝えている。