日本代表FW古橋亨梧(26)は30日、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第12節・リビングストン戦でDFアヨ・オビレイ(27)との小競り合いで頭を叩かれたことにより、セルティックにPKをもたらしている。この判定を巡って周囲で様々な意見が飛び交う中、プレミアリーグの元審判員はオビレイの行動を批判した。1日、イギリスメディア『フットボール・インサイダー』が伝えている。
古橋亨梧は0-0で迎えた58分から出場。リビングストンゴールに迫るものの、強固な守備ブロックをこじ開けることができずに無得点のまま90分が経過する。すると同選手は後半アディショナルタイムの90+1分に相手ペナルティエリア内でオビレイを両手で押すと、オビレイから頭をはたかれてピッチに倒れこむ。主審はオビレイにレッドカードを提示し、セルティックにPKを与えたが、これをギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(26)が決められず、結局試合は0-0で終了した。
古橋亨梧に対しては、現地のジャーナリストが「オーバーリアクションだ」、「意図的に相手選手を退場させた」などと批判を浴びせているほか、イギリス国内のフットボールファンからも厳しい意見が上がっている。
しかし、かつてプレミアリーグで笛を吹いていたキース・ハケット氏は『フットボール・インサイダー』の取材に対して「あれは選手(オビレイ)による愚かな行為だ。頭に手や腕を回すのは危険な行為であり、フットボールでそんなことをしてはいけない」
「まわりの人間は(古橋亨梧に対する叩き方が)そこまできつくないと思っているかもしれない。だが、それでも試合中にはできない行為だ。ルールを守らなければならない」とオビレイに対して苦言を呈している。
なお、リビングストンを率いるデイビット・マーティンデール監督は試合後、オビレイの一発退場について「彼のとった行為に私は我慢できないし、リビングストンも我慢できない。彼は今回の行為でチームメイトを失望させたかもしれないが、まだこのクラブにやって来たばかりだし、プレミアシップでの経験も初めてだ」とコメントを残していた。
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