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中村航輔、10カ月をへてポルティモネンセでデビューか!中島翔哉とそろい踏みも

中村航輔 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの柏レイソルでプレーしていた日本代表GK中村航輔(26)は、今季もポルティモネンセで厳しい立場に置かれている。しかし、ポルトガル紙『A BOLA』は13日、代表ウィーク明けの公式戦でチャンスを与えられる可能性があると報じた。

 中村航輔は今年1月にポルティモネンセへ加入したものの、昨季は公式戦での出場がなかったほか、3月以降は全試合でメンバー外となっていた。そして今季も国内カップ戦2試合とプリメイラリーガ2試合でベンチ入りしたものの、いまだに出番は訪れていない。

 ポルティモネンセでは、現在ブラジル人GKサムエル(27)が正守護神を務めている。サムエルは昨年にポルティモネンセU23チームからトップチーム昇格を果たすと、昨季はプリメイラリーガ(ポルトガル1部)で29試合に先発出場。そして今季も正守護神としてここまでリーグ戦全8試合でゴールマウスを守っており、今月3日のプリメイラリーガ第8節・ベンフィカ戦では、再三にわたりスーパーセーブでチームに大金星をもたらした。

 その中、『A BOLA』の報道によると、中村航輔は今月17日開催予定のタッサ・デ・ポルトガル(ポルトガル国内カップ戦)3回戦のUDオリベイレンセ戦で先発に抜てきされることが濃厚である模様。中村航輔とバックアッパー1番手を争うGKリカルド・フェレイラ(31)が肩の負傷により戦列を離れているほか、GKパヤム・ニアズマンド(26)はイラン代表の一員としてFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選を戦っていることもあり、疲労蓄積が考慮されることから、中村航輔にチャンスが巡って来るようだ。

 なお、今夏の移籍ウィンドウでポルトから1年レンタルによりポルティモネンセへ復帰した日本代表MF中島翔哉(27)も、UDオリベイレンセ戦で復帰する可能性が伝えられている。中島翔哉はアル・アインに在籍していた今年2月に脛骨の骨折や靱帯損傷という大怪我を負っていたが、今月10日にU-23チームとの練習試合に出場している。