日本代表FW伊東純也(28)は、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のKRCヘンクと契約延長に向かっている。その中、ベルギーメディア『VOETBAL』は22日、同選手の去就に関する予想を展開した。
伊東純也は2019年1月、明治安田生命J1リーグの柏レイソルからKRCヘンクへ加入。昨季は右サイドを主戦場に公式戦42試合に出場して12ゴール16アシストをマークするなど、ベルギー1部を代表するアタッカーとして名を馳せていた。
そして今季もここまで公式戦12試合で先発出場するなど、前線の主力として活躍。先月14日に行われたジュピラー・プロ・リーグ第4節・OHルーヴェン戦では味方とワンタッチによる素早いパス交換からスーパーゴールを決めており、8月のリーグ月間最優秀ゴールに選出されている。
また、今月16日に開催されたUEFAヨーロッパリーグ・グループステージ第1節・ラピッド・ウィーン戦では後半アディショナルタイムに決勝ゴールをアシスト。さらに、19日に迎えたジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第8節・STVV戦でも1-1で迎えた83分に味方からのパスを受けるとペナルティエリア内右隅から中央へ折り返し、ナイジェリア代表FWポール・オヌアチュ(27)の勝ち越しゴールを演出。ダービーマッチでの勝利に大きく貢献していた。
同選手はKRCヘンクとの契約を2023年6月まで残しているが、今夏にベルギー国内の強豪であるクラブ・ブルージュをはじめ複数クラブから関心を寄せられていると伝えられていた。しかし、『VOETBAL』は実際のところ獲得にむけて具体的な動きを見せていたのはロシア国内のクラブのみであったと報道。また、伊東純也本人はOHルーヴェン戦後のメディアインタビューで今夏残留を明言していた。
現在クラブと2023年6月まで契約を残す伊東純也の去就について、選手サイドとクラブ首脳陣による交渉が前進していると『VOETBAL』が報道。契約延長が実現した場合には今冬退団の可能性が消滅するものの、クラブは今夏に高額の移籍金を伴ったオファーが届いた場合に売却する可能性を除外していないと主張している。
なお、KRCヘンクはすでにポール・オヌアチュと契約延長を行っているほか、エクアドル代表DFアンヘロ・プレシアード(23)やMFクリスチャン・トルストベット(22)などに対しても伊東純也と同じく新契約締結の打診を行っているとのことだ。
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