明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズでプレーしていた過去をもつFW鈴木優磨は、ボローニャ移籍の噂が飛び交っていたが、実現しない可能性が高いようだ。23日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
現在25歳である鈴木優磨の去就を巡っては、STVVが新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて資金調達を行う必要性に迫られれていると伝えられる中、ペーター・マース元監督や立石敬之CEO(最高経営責任者)がベルギー国内メディアのインタビューで同選手の今夏退団が濃厚となっていることを認めるコメントを残していた。
また、リーグアン(フランス1部)のサンテティエンヌをはじめ10以上のクラブから関心を寄せられる中、選手サイドはヘルタ・ベルリンからのオファーを拒否。スュペル・リグ(トルコ1部)の強豪フェネルバフチェが再び関心を強める中、イタリアメディアがボローニャが同選手をリストアップしたと伝えていた。
ボローニャは2020/21シーズン限りで元アルゼンチン代表FWロドリゴ・パラシオが契約満了により退団。今夏の移籍市場ではストライカーの獲得を目指しており、中国スーパーリーグの上海海港(旧上海上港)に在籍するオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチをトップターゲットに掲げている。
アルナウトビッチは欧州復帰を望む中、当初は2022年12月まで残していた上海海港との契約を解除することを望んでいたが、クラブ側がこれを容認しなかった模様。また、ボローニャと上海海港の交渉も難航していたが、結局ボローニャが300万ユーロ(約4億円)を支払うことで合意に達したという。
くわえて、ボローニャは2023年6月までの契約を結ぶことで選手サイドと合意に達したいるほか、同選手も減俸での加入を容認しているとのことだ。
鈴木優磨はアルナウトビッチの代替候補として、スイス1部の強豪バーゼルに在籍するFWアルトゥール・カブラルとともにリストアップされていた。しかし、ボローニャがトップターゲットを確保することが濃厚となった今、ボローニャ移籍の噂は立ち消えとなるようだ。
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