明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスは23日、浦和レッズのFW杉本健勇を2022年1月31日までの期限付き移籍により獲得したことを公式発表している。
杉本健勇は2019年にセレッソ大阪から浦和レッズへ完全移籍により加入。しかし、移籍1年目からレギュラーに定着することはできず、今年2月には沖縄県内でのトレーニングキャンプ中に新型コロナウイルス対策関連の規律に反する行動をとり、クラブから処分を受けていた。
その中で迎えた今季はここまでリーグ戦で16試合に出場しているが、元デンマーク代表FWキャスパー・ユンカーが好パフォーマンスを披露していることもあり、4月25日に行われた第11節・大分トリニータ戦を最後に先発メンバーに名を連ねることはなかった。
同選手は横浜F・マリノスへの加入について「このたび、期限付き移籍で加入することとなりました、杉本健勇です。F・マリノスの掲げる目標を達成できるよう、チームに貢献したいと思います。ファン・サポーターの皆さんと、スタジアムでお会いできるのを楽しみにしています」とクラブ公式サイトを通じて意気込みを語っている。
また、浦和レッズのサポーターや関係者に対しては「このたび、横浜F・マリノスに期限付き移籍することとなりました。2年半の期間でなかなか結果を出すことができずに本当に残念でした。この時期に移籍することについて考えましたが、自分の中でチャレンジしたいという気持ちが強かったので、今回この決断をしました。マリノスが掲げる目標に少しでも貢献できるようにがんばってきます」とメッセージを送っている。
なお、横浜F・マリノスは杉本健勇の背番号が「41」に決まったこともあわせて発表している。横浜F・マリノスは得点源だった日本代表FWオナイウ阿道がリーグ・ドゥ(フランス2部)のトゥールーズFCへ完全移籍しているだけに、杉本健勇にはシーズン後半戦でゴールを量産することが期待される。
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