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武藤嘉紀、ニューカッスル残留へ前進!退団噂される長身FW不在で練習試合出場へ

武藤嘉紀 写真提供:Gettyimages

 日本代表FW武藤嘉紀はニューカッスル・ユナイテッド退団の可能性が噂されていたが、一転して今夏残留に向かっているかもしれない。17日、イギリスメディア『Chronicle Live』が報じている。

 現在28歳の武藤嘉紀は、昨夏にニューカッスルからラ・リーガのエイバルへ1年レンタルにより加入。2020/21シーズンは15試合の先発出場にとどまったほか、今年3月から1カ月以上にわたりベンチ外となると、シーズン終了後にレンタル期間満了による退団が公式発表され、ニューカッスルに復帰している。

 また、同選手はニューカッスルとの契約を来年6月まで残しているが、当初はスティーブ・ブルース監督の構想から外れており、今夏放出の可能性があると伝えられていた。しかし、現時点で他クラブからオファーが届いていないこともあり、本人は今月6日から始まっているプレシーズントレーニングに参加している。

 ニューカッスルはナショナルリーグ・ノース(イングランド6部相当)のヨーク・シティとのトレーニングマッチを18日に控えているほか、19日にはEFLリーグ2(イングランド4部相当)のハローゲート・タウンと対戦する予定となっている。『Chronicle Live』の報道によると、武藤嘉紀は少なくとも1試合で出場することが濃厚となっているようだ。

 くわえて、2019年夏からニューカッスルに在籍している身長193cmのFWアンディ・キャロルが今夏退団に向かっている模様。キャロルはブルース監督の構想外となっており、いまだにプレシーズントレーニングに合流していないようだ。

 前線での競争相手であるキャロルの不在もあり、トレーニングマッチでチャンスを得ることになった武藤嘉紀としては、本来のパフォーマンスを発揮した定位置奪取へアピールしたいところだ。