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J1福岡、炎上するデスクワークボランティア募集の意図を説明「言葉足らずにより…」

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 明治安田生命J1リーグのアビスパ福岡は23日夜、「デスクワークボランティアの募集」で多くの批判声が上がっている現状を踏まえ、募集に至った意図を説明している

 アビスパ福岡は「Word、Excelなどを使った文書作成補助や集計作業などを中心とした簡易的な事務作業」や「イラストレーター、フォトショップ、PowerPointなどを使ったデザイン作業」、「のぼり・ポスター設置」などの作業内容を伴ったボランティアの募集を22日に開始。しかし、作業内容がボランティアの範ちゅうを超えており、アルバイトとして採用すべきという内容の声が周囲から上がっていた。

 これを受けて、アビスパ福岡は公式ホームページで「デスクワークボランティアについて」と題した記事を掲載。今回のボランティアの募集状況について「いつもアビスパ福岡を応援いただきありがとうございます。昨日募集いたしましたデスクワークボランティアについて多くの皆様から貴重なご意見をいただいております。現在アビスパ福岡では、すでに3名の方に週に1~2回、1回あたり約3時間程度デスクワークボランティアとして活動いただいております。また、将来スポーツ業界で働きたいという学生さんにはインターンシップとしてボランティアシステムを活用いただいております」と説明している。

 また、デスクワークボランティア募集の意図については「今回の募集にあたっては、そのような機会を他の皆様にもご案内させていただきたいと思いましたことに加え、スタジアムにおける案内、受付、チラシ配布や誘導等のフィジカルな活動を伴うボランティアにはご参加いただくことが難しかった方、年配者など立っての活動が苦手な方、妊娠中の方や障がいのある方、また福岡を離れ遠方で生活されている方々から寄せられた「事務作業であれば得意な分野でボランティア参加できる」という声をもとに募集を行いました」

 「あくまでもボランティアであり、通常の労働のように評価やノルマを伴う作業ではなく、皆様の得意分野を活かし、アビスパ福岡に少しでも力をお貸しいただける方のご参加を期待し募集させていただきましたが、言葉足らずにより不快な思いをされたことお詫び申し上げます」とあくまでもアルバイトとの線引きを行っていることを強調している。

 そして「なお、今回募集したデスクワークボランティアには数名の方にご応募いただき、当初予定していた人数に達しましたので、募集受付については終了とさせていただきます。ご応募いただいた皆様には心より御礼申し上げます」

 「最後になりますが、アビスパ福岡は多くのボランティアの皆様に支えられてホームゲーム、イベント等クラブを運営することが出来ています。改めてこの場をお借りして感謝申し上げます」という文言で締めくくっている。