セリエA ミラン

ミラン幹部、ピオリ監督の来季続投を示唆「オーナーはCL出場権獲得を…」

ステファノ・ピオリ 写真提供: Gettyimages

 ミランは9日に行われたセリエA第35節・ユベントス戦で3-0と勝利をあげているが、クラブ幹部がステファノ・ピオリ監督の来季続投をほのめかすコメントを残した。9日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 ミランは今季序盤から順調にリーグ戦で勝ち点を積み重ねると今年2月まで首位に立ち、周囲からリーグ優勝を期待する声が上がっていた。しかし今年2月下旬に行われたミラノダービーで黒星を喫すると首位から陥落。さらに先月下旬にはスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチを負傷離脱で欠く中、サッスオーロ戦とラツィオ戦で連敗を喫し、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃す危機に直面していた。

 その中、ミランはチャンピオンズリーグ出場権を争うユベントスとの直接対決で3-0と勝利。勝ち点を72まで積み上げているが、現在勝ち点で並ぶアタランタとの直接対決を最終節に控えている。

 イタリア国内の一部メディアは、ミランがチャンピオンズリーグ出場権を逃した場合には、今夏監督交代に踏み切る可能性があると報じていた。しかし、ミランの幹部であるパオロ・マルディーニ氏はユベントス戦前のインタビューでピオリ監督の去就について質問を受けると「オーナーはチャンピオンズリーグ出場権獲得を義務付けていなかった」と語っている。

 なお、ピオリ監督はミランとの契約期間を2022年6月まで残している。スクデット獲得こそ逃したものの、クラブ首脳陣は同監督の手腕を高く評価していることに変わりはないようだ。