トリノはミランやローマなど複数クラブが獲得を狙っているイタリア代表FWアンドレア・ベロッティに対して、一定の条件下における来夏退団の条項が付帯された新契約を提示するようだ。15日、イタリア紙『トゥットスポルト』が伝えている。
ベロッティは2015年夏にパレルモからトリノに加入すると、強靭なフィジカルやゴール前での決定力を武器に前線でレギュラーに定着。直近2、3シーズンでは一時期不調に悩まされることもあったが、今季はここまで公式戦28試合に出場し12ール6アシストをマークするなど本来のパフォーマンスを発揮。また、リーグ戦では自身がピッチに立った全試合でゲームキャプテンを任せられている。
一方、ベロッティとトリノの契約期間は2022年6月までとなっているが、現時点で新契約締結の合意には至っていない。また、『トゥットスポルト』は選手サイドが契約延長を拒否した場合、トリノは今季終了後に3500万ユーロ(約45億円)で放出に踏み切ると伝えていた。
同選手にはミランやローマの他にオリンピック・リヨンも興味を示しているものとみられ、今夏退団の可能性がささやかれている。しかし、トリノ首脳陣は選手サイドに対して今夏残留を要請。また、2022/23シーズンのUEFAヨーロッパリーグ出場権を逃した場合には来夏に退団を容認する条項を盛り込んだ新契約の締結を目指しているようだ。
なお、トリノは現在リーグ戦29試合を終えて勝ち点27の獲得にとどまっているほか、セリエB降格圏の18位カリアリとは5ポイント差となっている。
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