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本田圭佑の元同僚FWめぐる争奪戦で柏レイソルが不利に…ブラジル強豪クラブが交渉開始

柏レイソル 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの柏レイソルが獲得を狙うボタフォゴFRのブラジル人FWペドロ・ラウルはコリンチャンス移籍に近づいているようだ。10日、ブラジルメディア『ISTOE』が伝えている。

 身長193cmをほこるペドロ・ラウルは昨年1月にプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)のヴィトーリアからカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のボタフォゴFRに加入すると、今季リーグ戦25試合に出場して7ゴールをあげていた。しかし、今年1月下旬にブラジル国内外の複数クラブが関心を示しているという報道が駆け巡ると、25日に行われた第32節・フルミネンセ戦以降のリーグ戦ではすべてベンチ外となっている。

 柏レイソルはすでにボタフォゴFR首脳陣と交渉を行っており、2月はじめにはレンタル料50万ドル(約5200万円)、150万ドル(約1億5700万円)による買い取りオプションが付いた1年レンタルという条件で最初のオファーを提示。これに対して、完全移籍での放出を望むボタフォゴFRは難色を示していた。

 その中、コリンチャンスは数日前からクラブ間交渉を開始。選手サイドもJリーグに挑戦するよりもブラジル国内にとどまる方が良いと考えているものとみられ、『ISTOE』はコリンチャンスがペドロ・ラウルを巡る獲得レースを優位に進めていると主張している。

 なお、柏レイソルは昨シーズン終了後に退団したケニア代表FWマイケル・オルンガにかわるストライカー確保が急務となっている。すでにカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のレッドブル・ブラガンチーノでプレーしていたMFロドリゴ・アンジェロッティとカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のフルミネンセのMFドッジを獲得しているが、クラブ首脳陣はさらなる新戦力確保へ注力している。