ローマは今季終了後の監督交代にむけて本格的な動きを見せているようだ。30日、イタリア紙『Il Messaggero』が伝えている。
ローマは今季ここまでセリエAで勝ち点37を獲得しており、首位のミランから9ポイント差の4位につけている。ただ、開幕節のエラス・ベローナ戦でトップチームの選手登録のミスにより0-3へスコア変更されると、今年1月に行われたコッパ・イタリアのベスト16・スペツィア戦では交代枠における規定違反により、今季2度目となる不戦敗が決定。すでにチームマネージャーとグローバル・スポーツオフィサーを務める幹部2名が解任されているが、パウロ・フォンセカ監督の周囲も騒がしくなっている。
フォンセカ監督の後任候補には、かつてユベントスで指揮を執っていたマッシミリアーノ・アッレグリ氏とマウリツィオ・サッリ氏の名前があがっている。その中、ローマのチアゴ・ピントSD(スポーツディレクター)が先週なかばにアッレグリ氏と同じホテルに滞在していたと多くのメディアが報じているほか、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得を条件に同氏の招へいを行うことでローマが合意を取り付けたと伝えられている。
これにくわえて、ローマ首脳陣はサッリ氏の代理人にもコンタクトをとっている模様。具体的な交渉内容は報じられていないものの、ここにきて新指揮官招へいに向けた動きが活発化している。
なお、サッリ氏はナポリやチェルシーを率いた後、2019年夏にユベントスの指揮官に就任。昨季はスクデットこそ獲得したもののUEFAチャンピオンズリーグでベスト16で敗退したこともあり、わずか1年で解任されている。
コメントランキング