明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズは6日午前、ジーコTD(テクニカルディレクター)とアントニオ・カルロス・ザーゴ監督の続投を公式発表している。
鹿島アントラーズは1月末に行われたAFCチャンピオンズリーグのプレーオフでメルボルン・ビクトリーFCに敗れると、この一戦から公式戦6連敗を喫するなどシーズン序盤は黒星が先行。しかし、ザーゴ監督の戦術が徐々に浸透すると8月末から公式戦7連勝をあげるなど巻き返しを図っていた。ただ、J1リーグ最終節・セレッソ大阪戦で1-1とドローで終え、2021シーズンのAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得することができなかった。それでも鹿島アントラーズ首脳陣はザーゴ監督の采配を高く評価し、2021シーズンも同監督の手腕に託している。
ジーコTDは引き続き鹿島アントラーズで仕事をすることについて「また1年、鹿島アントラーズで仕事ができる喜びを感じています。私はこのクラブに誇りと、永遠の愛を持っています。今年は節目のクラブ発足30年で、創設のキックオフに関わった1人として感激深いし、クラブに感謝します。これまでクラブと素晴らしい関係を築き、会社としても新たな運営体制で取り組んでおり、今後も最大の努力をして良い方向に向かうことができればと思います」
「昨シーズンは成績だけを見れば良い結果とは言えませんが、良い学びができたと思います。本当に難しい年でしたが、2021年は物事が良い方向に向かい、アントラーズが優勝争いをして、タイトルを手にすることができると信じています。新たなフットボール、哲学が開花するのではないかと思います。また、ファン・サポーター、クラブが私に信頼を置いてくれたことに対し、感謝とともに最大の努力をし、再びアントラーズが日本一で居続けられるように頑張ります!」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残している。
また、鹿島アントラーズで2シーズン目を迎えるザーゴ監督は「昨シーズン作ったベースがあるので、チームの土台ができていると考え、嬉しく、自信を持っています。選手たちは昨シーズン当初に求めていたことが実行できるようになっているし、今シーズンはタイトル争いができると確信しています。チームはもっと強くなるため、キャンプで強化をし、良いスタートを切り、良い終わり方ができるようにしたいと思っています。あらためて、昨シーズンの応援ありがとうございました。今シーズンは素晴らしい年にできるよう、全員で努力していきます」と意気込みを語った。
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