明治安田生命J2リーグのヴァンフォーレ甲府は15日、DF藤田優人が今季をもって現役引退することを公式発表した。
大分県出身の藤田優人は明治大学から2009年に東京ヴェルディに入団。プロ1年目でJ2リーグ45試合で先発出場しブレイクを果たすと、翌2010年に横浜F・マリノスへ移籍する。その後、2012年に柏レイソルに加入すると、出場機会こそ多くなかったものの天皇杯やナビスコカップのタイトルを手に入れた。そして2016年からサガン鳥栖で4シーズン過ごした後、今季からヴァンフォーレ甲府の一員となっていた。
同選手は現役を退くことについて「私、藤田優人は、2020年シーズンを最後に現役引退することを決断致しました。先ず、今シーズンコロナウイルスの影響によりリーグ開催も危ぶまれる中、ご尽力賜りましたサッカー協会の皆様、リーグ・クラブスポンサー各社の皆様、各クラブ関係者の皆様、全てのサッカーファン・サポーターの皆様、サッカーの枠を越え医療現場の最前線で戦い続けてくださっている医療従事者の方々に改めて敬意を表し、深く感謝申し上げます」
「4歳でサッカーを始めてから30年、言葉では言い表せないほど幸せな時間でした。 明治北SSC、カティオーラFC、国見高校サッカー部、明治大学体育会サッカー部、東京ヴェルディ、横浜F・マリノス、横浜FC、柏レイソル、サガン鳥栖、ヴァンフォーレ甲府、共に闘ったチームメイト、チームスタッフの皆様、ファン・サポーターの皆様、チームスポンサー各社の皆様、マネージメント・株式会社イマージェント様、この場を借りて深く感謝申し上げます。選手としてのサイクルを終え、新たな夢を叶える為にポジティブな気持ちで現役引退します。残り2試合、ヴァンフォーレ甲府の為に全力で闘います」とクラブ公式サイトを通じて自身のサッカー人生において関わったすべての方々に対して感謝の気持ちを述べた。
なお、ヴァンフォーレ甲府は20日に開催予定のJ2リーグ第42節・ファジアーノ岡山戦後に藤田優人の現役引退セレモニーを行うこともあわせて発表している。
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