チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦でナポリと対戦するバルセロナ。ヨハン・クライフをはじめ、ロナウジーニョ、現在で言えばリオネル・メッシなど、数多くの世界的な選手がプレーしてきた歴史的なクラブだ。
バルセロナと聞けば、数多くのスター選手たちが頭に浮かぶだろう。ただ、実は同クラブでプレーしていたことをあまり知られていない選手たちも少なくない。今回は、実はバルセロナでプレーしていた5人の有名な選手たちをご紹介する。
ゲーリー・リネカー
1986~1989
レスターシティで活躍し世界へその名を轟かせたリネカー。BBCのコメンテーターなど、メディアへの露出も多い人物だが、実は1986年から1989年までバルセロナでプレーしていた。
バルセロナでの印象が薄いリネカーだが、スペインでもしっかりと活躍。128試合に出場し48ゴールを挙げ、レアル・マドリード戦ではハットトリックも記録している。
マーク・ヒューズ
1986~1987
マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーといったクラブで活躍し、引退後は指導者としても成功を収めているマーク・ヒューズ。バルセロナのイメージを持っている人は少ないだろう。
しかし、ヒューズは1986年から1年間バルセロナでプレーしている。リネカーと同じタイミングでバルセロナへと渡った。しかし、活躍を見せたリネカーとは対照的にヒューズは結果を残すことができなかった。ただ、ユナイテッドに復帰してからはかつての輝きを取り戻している。
ミケル・アルテタ
1999~2002
自身の全盛期をエバートンとアーセナルの2クラブでプレーしたことから、プレミアリーグのイメージが強いアルテタ。現在ではアーセナルの監督を務めている。ただ、スペイン人のアルテタがサッカー選手としてのキャリアをスタートさせたのは、やはりスペインだった。
バルセロナ下部組織出身のアルテタは1999年にBチームに昇格。そこから4年間Bチームに所属し、トップチーム昇格を目指した。しかし、それが叶うことはなく2002年にレンジャースへ完全移籍している。
リカルド・クアレスマ
2003~2004
アウトサイドの名手クアレスマ。スポルティング・リスボンで頭角を現し、ポルトやインテルといった名門クラブで活躍した選手だ。ワールドカップでもポルトガル代表として活躍を見せた。
スポルティングで注目を集めたクアレスマだが、最初に目を付けたのがバルセロナだ。ただ、ロナウジーニョやルイス・ガルシアといった選手たちとのポジション争いに敗れ、フランク・ライカールト監督とは起用法を巡り対立。わずか1年でポルトへと移籍している。
ディエゴ・マラドーナ
1982~1984
歴代最高の選手を語るときに、かならず名前を挙げられるのがマラドーナ。良くも悪くも多くの話題を振りまいた名選手だ。アルゼンチン国内では伝説的な活躍を見せた。
欧州でのマラドーナと言えば、ナポリのユニフォーム姿を思い浮かべる人が多いだろう。しかし、同選手はナポリへ移籍する前に、2年間バルセロナでプレーしている。ただ、バルセロナでは会長との関係が悪化。一定以上の活躍は見せていたが、クラブが放出の決断を下した。
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