欧州その他 リーグ・アン

PSGにとって600億円は“お買い得”だったのか。6試合17ゴールのMCNは世界最高ユニットに【MatchSTORY】

 今夏の移籍市場を語るうえで決して外せない人物とその話題は、結果的には全てパリ・サンジェルマンがさらっていった。まず、バルセロナからこれまでの移籍金記録を大幅に上回る2億2200万ユーロ(約290億円)でブラジル代表FWネイマールを獲得。そして、昨シーズン大ブレイクを果たしたことにより去就に注目が集まり続けていたフランス代表FWキリアン・ムバッペをモナコから1億8000万ユーロ(約235億円)で来夏に買い取るというレンタルで獲得することにも成功した。

 この前代未聞の大補強で形成されることになった総額およそ600億円の”MCN”(ムバッペ、カバーニ、ネイマールの頭文字)の成果はもうすでに発揮されている。これまで新シーズンがスタートしてからパリ・サンジェルマンは全試合で複数得点を記録しており、未だ無敗街道を走っている。

 先日行われたチャンピオンズリーグの対セルティック戦では5-0と粉砕、リーグ・アンでは強豪リヨンを相手に2-0で勝利した。ストライカーを務めるカバーニは現在、リーグトップの7得点を記録しており、加入して間もないネイマールも4得点を記録している。期待の神童ムバッペも同じく加入して間もないにも関わらず、リーグとCLのどちらとものデビュー戦で得点を挙げており、早くもチームの中で存在感を発揮し、原動力になり始めている。

 今季ネイマールが加入したからというもの、MCNトリオが関わったゴールは実に6試合で17ゴールに及ぶ。まさに現時点で世界最高のアタックユニットと化しているPSGが目指すのは悲願のチャンピオンズリーグ優勝にほかならない。