
SCフライブルク所属MF鈴木唯人は、10日開催のUEFAヨーロッパリーグ準々決勝ファーストレグで、圧巻の股抜きドリブルを披露。ブンデスリーガの舞台で残しているスタッツも話題になっており、MF南野拓実(ASモナコ)の負傷離脱もあり、FIFAワールドカップ北中米大会の日本代表に招集される可能性は高まっていると言えそうだ。
データサイト『Opta』によれば、1試合平均の「プログレッシブキャリー」は13.2メートルでリーグ5位にランクイン。鈴木のボールを前進させる推進力においてブンデスリーガ屈指の存在であることが、数字として裏付けられている。
プログレッシブキャリーとはパスではなく、自身の推進力でチームを前に動かす指標だ。リーグ5位という数字は、MFヨシュア・キミッヒ(バイエルン・ミュンヘン)といったビッグネームに匹敵する水準である。「運んで崩す」という点でひとりで局面を打開できる選手、これこそ森保ジャパンが渇望してきたプロファイルにほかならない。
南野の離脱は単なる「穴」ではない。アタッキングサードで南野が創り出す違いそのものの代替が、そう簡単には効かない。だが、鈴木のプレースタイルは、攻撃の縦方向への加速という意味で同等の貢献を見込める。
問題があるとすれば、森保監督の選考傾向だ。欧州リーグで数字を叩き出しながら代表に呼ばれない選手は過去にも存在した。今回も「招集されて当然」と断言するには、まだ一つ踏み込みが足りない。3月に行われた国際親善試合のスコットランド戦でも「十分アピールした」とは言い切れないだけに、ブンデスリーガやUEFAヨーロッパリーグでのさらなる活躍が求められる。
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