
サガン鳥栖は4月8日、5月2日に駅前不動産スタジアムで開催される明治安田J2・J3百年構想リーグ第14節のテゲバジャーロ宮崎戦で、6か月から1歳2か月までのお子様を対象とした「はいはいレース」を開催すると公式発表。ハーフタイム中にピッチ上で実施されるというユニークな企画だが、この告知に使用された画像をめぐり、ネット上では早くも疑問の声が噴出している。
問題とされているのは、告知画像に含まれる複数の「ズレ」だ。まず、ピッチ中央に描かれているはずのエンブレム。正式表記は「SAGANTOSU」であるにもかかわらず、画像内のそれは明らかに異なる文字列が並んでいるとみられる。AI画像生成ツールが文字列の正確な再現を苦手とすることは広く知られており、この「文字の崩れ」はAI生成画像に特有の痕跡として、SNS上で指摘されている。
さらに、画像に登場する赤ちゃんが着用しているユニフォームのデザインが、今季クラブが採用しているものとは異なるという指摘も相次いでいる。ファンにとってユニフォームは「クラブのアイデンティティ」そのもの。誤ったデザインの掲載は、細部への注意を欠いた印象を与えかねない。
JリーグではAIの生成画像を使用したことによる問題が相次いでいる。町田ゼルビアはFC東京戦の無料招待企画を告知する画像で、エンブレムの文字が変形し、スタジアムの画像がGIONスタジアムのイメージと異なるものを使用。SNS上で指摘が相次ぎ、クラブが謝罪する事態に発展した。
AI生成ツールの業務利用は効率化の観点から急速に普及しているが、その運用における「ガバナンスの欠如」が対外的な信用を毀損するリスクは、Jリーグクラブ全体の共通課題として浮かび上がりつつある。
なお、鳥栖対宮崎で実施予定の「はいはいレース」の応募期間は4月19日(日)23:59まで。参加枠はわずか25組で、抽選となる人気企画である。企画そのものへの反響はすさまじいが、AI生成画像の使用に関する見直しは必至だ。
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