
サッカー日本代表「森保ジャパン」は先日、ドイツ代表やブラジル代表につづき、強豪イングランド代表も撃破。FIFAワールドカップ北中米大会での番狂わせが期待される一方、ピッチ外でも「日本」が世界の耳目を集める事態が発生。札幌ドームの事情に詳しい識者からは、日本人のマナーに関する意見が挙がっている。
舞台はウェンブリー・スタジアム。試合終了後、青いユニフォームを身にまとった日本人のサポーターたちがスタンドにしゃがみ込み、黙々とゴミを拾い続ける動画がX上に拡散。海外から驚きの声が噴出し、投稿は瞬く間に世界規模で拡散した。
その動画に反応したひとりが、北海道コンサドーレ札幌のホームスタジアム・札幌ドーム(大和ハウスプレミストドーム)の運営・財政事情にも精通する、札幌市議会議員の成田祐樹氏だ。
成田氏はXで日本人がゴミを拾い続ける動画を引用した上で、こう投稿した。
「最近はgrokが翻訳してくれるので、海外の方の引用を見ているけど、『日本の文化が素晴らしいから日本を訪問してみたい』って言ってくれているんだよね。海外からのインバウンドに拒否感を持つ人もいるけど、むしろ、この日本の文化や風習を全世界に広げてやるよ位のメンタリティでいたいなと思う」
ゴミ拾いという行為そのものへの評価は、今や日本国内よりも海外の方が高い。日本が世界に誇る「文化的ソフトパワー」の最前線が、ピッチではなくスタンドの清掃活動にあるという逆説的な現実は、日本サッカーとの接点がある成田氏だからこそ、肌感覚として持っている視点だろう。
だが、インバウンドへの「拒否感」が生まれる背景には、オーバーツーリズムや地域住民の生活圧迫という切実な問題がある。「広げてやる」という能動的なメンタリティは美しい。とはいえ、その考えがオーバーツーリズムにより日常生活への影響が出ている地域住民に理解されるか考えると、美談にするリスクはある。
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